4月 2, 2026

 横浜市は3月18日、「第12回横浜・人・まち・デザイン賞」の受賞団体を発表した。緑区からは、「地域まちづくり部門」で竹山の「竹山団地プロジェクト」と、霧が丘の「ぷらっとkiricafe」が栄誉に輝いた。

 同賞は、魅力あるまちづくりをより広く進めていくことを目的に「地域まちづくり部門」と「まちなみ景観部門」で選考を行い、表彰対象を決定するもの。

 地域まちづくりに関して特に著しい功績のあった活動を表彰する地域まちづくり部門では、活動の主体となる団体(本賞)と、それを支援する団体または個人(支援賞)が表彰される。市によると今回、この部門には39件の応募があり、選考の結果9件が選出された。

大学生が地域と連携

 「竹山団地プロジェクト」は、入居者の高齢化などの課題に直面する竹山団地で、神奈川県住宅供給公社、神奈川大学、NPO法人KUSCの3者が推進している取組。同大学のサッカー部の部員たちが竹山団地で生活し、地元の自治会などと連携しながらさまざまな地域活動を続けている。

 市は活動団体が「『健康・つながり・まち』を同時に育てている点」を高く評価。この取組がモデルケースとなり、同様の活動が各地に広がることへの期待を込めた。

 支援賞は竹山連合自治会が受賞。学生入居前の地域活動計画づくりから日常の生活支援まで寄り添い、拠点運営のモニタリングなど、多方面でプロジェクトを支えていることが評価された。

 同プロジェクトの共同事業者の一つである神奈川大学の関係者は「今後も神奈川県住宅供給公社をはじめ、多くの方のご理解とご協力をいただきながら、学生の学びと成長の機会となるよう、また住民の方の健康づくりの場として発展するよう尽力してまいります」と受賞の喜びを語った。

世代、国籍超え信頼育む

 霧が丘で2023年1月にオープンした「ぷらっとkiricafe」。NPO法人霧が丘ぷらっとほーむ(共同代表:根岸あすみさん、武藏幸恵さん)が運営している。多数のボランティアスタッフらに支えられ、世代や国籍を問わず誰もが「ぷらっと」立ち寄れる居場所づくりを続けており、市は「世代や国籍を超えた信頼が育まれている点を高く評価した」という。

 支援賞はボランティアスタッフ一同のほか、声掛けや企画でシニアの参加を促すなどした高橋律夫さん、カフェの施工と運営の助言などをした(一社)青葉台工務店、子どもや地域住民の参加を促進した市立義務教育学校霧が丘学園小学部元6年1組児童一同、ボランティア募集などを支援した霧が丘地区老人クラブ連合会が受賞した。

 根岸さんは「ここでは地域に必要なものを地域のみんなでつくっている。関わってくれる人をもっと増やしていきたい」と意欲を示した。

 横浜市は5月28日(木)、市役所で表彰式を実施する予定という。