横浜市認定歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店」=中区本町=が、10月4日、文化交流拠点「BankPark YOKOHAMA」としてグランドオープンした。
さまざまな人・もの・文化が交差する明るい公園のような「出会い、学び、育つ」場所を目指す。(株)竹中工務店、(株)CRAFTINGJAPAN、グッドルーム(株)が運営管理を行う。
1階の「CRAFT.」では、世界の工芸品を展示・販売し、ダイニングレストランやフラワーショップも併設する。地下1階と2・3階には、シェアオフィス「goodroom lounge横浜馬車道」が入る。
通りに面した施設を象徴する半円形のバルコニーは「まちかどギャラリー」として活用。環境問題や工芸などをテーマに作品を展示していく。
新たな体験を
開業記念として1階のギャラリースペースでは、10月19日(日)まで、明治時代に横浜港から海を渡り欧米で人気を博した陶磁器・オールドノリタケの展示と販売を行う。
その後も、工芸や文化を身近に楽しめる参加型イベントを企画するほか、「横浜北仲フェス2025」に参加するなど、地域との連携も進める。
市民も観光客も、子どもから大人まで、多様な人々がつながる空間として、横浜市の新たな文化の共創や交流を促す。
同施設の運営統括責任者の鍵野壮宏さんは「ここに来れば、新しい体験や発見ができる場所にしていきたい」と話した。